OS分野の特任研究員の公募
概要
東京大学品川研究室では、オペレーティングシステムや仮想化技術、セキュリティに関する5年半の研究プロジェクトを推進する特任研究員を募集しています。
概略
- 職名: 特任研究員(特定有期雇用教職員)
- 所属: 東京大学情報基盤センター(東京都文京区)
- 任期: 2023年4月1日〜2024年3月31日、2028年3月31日まで1年ごとに更新の可能性あり(最大5年)
- 給与: 月額40万円〜80万円
- 応募〆切: 2022年12月31日
- 応募方法: JREC-IN
- 詳細: 東京大学のホームページのPDFファイル
詳細
東京大学品川研究室では、オペレーティングシステムや仮想化技術、セキュリティに関する最先端の低レイヤシステムソフトウェア研究を実施しており、OSDIやASPLOS、VEEといった国際会議に論文を発表しています。 品川准教授は東京大学情報基盤センターに所属しているため、本ポジションも同組織の所属となります。
本ポジションに着任した方には、品川准教授が研究代表者を務める科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST) の研究課題「隔離実行と形式検証による総合的セキュリティ基盤システム」を推進してもらいます。 実施期間は2022年10月から2028年3月までの5年半の予定ですが、本ポジションの契約更新は本課題の継続実施が前提となります。 本研究プロジェクトでは、様々なレベル(プロセス、OS、仮想マシン、TEE、ハードウェアなど)で新しい隔離実行環境を研究開発するほか、それらの隔離実行環境間のインターフェイス検証をおこないます。また、ファジングや機械学習などの先端技術を利用して新しいセキュリティ機能を実現します。 また、クラウドからエッジまでまたがる包括的なセキュリティポリシーの記述・実施を可能にする総合的セキュリティセンターを実現します。
従って、本ポジションへの応募者には以下のことを求めます。
- コンピュータサイエンス分野の博士の学位を有すること
- 低レイヤシステムソフトウェア(OSカーネルや仮想化ソフトウェア)に関する研究開発経験を有すること
- システム系プログラミング言語(例:C, C++, Rust)及びCPUアーキテクチャ(例:x86, Arm, RISC-V)を使いこなす能力を有すること
本ポジションに着任した方は概ね JST CREST 研究のプロジェクトに専念してもらいますが、エフォート率20%の範囲内で独自の研究を実施することも可能です。 特任助教のポジションとの違いは、教育義務の有無となります。
我々と一緒に最先端のシステムソフトウェア研究を推進して、トップカンファレンスに論文が採択されることを目指す意欲のある人の応募をお待ちしております。